最近は猫も杓子も『副業』がブームですね。
そして、手軽に始められる副業としてブログが挙げられます。
確かに、週5日フルタイムで働く社会人が副業で収入を増やそうと考えるのであれば、飲食店やコンビニでアルバイトをするなんて体力的にも精神的にも現実的ではありません。
かといって、せどりや個人輸出入は手間もかかるし在庫を抱えるリスクもある。
Youtuberとして顔を出す勇気もないし・・・
それなら、わずかな初期投資でパソコン1台で稼げるブログをやってみよう、という副業サラリーマンが後を絶たないのも道理です。なにせ自分もそのクチです。
でもまあ、ぶっちゃけ『ブログはオワコン』です。
ブログは2年くらい前と比べても新規参入者の増加と検索順位シャッフルが原因で稼ぎにくくなってるのは事実だと思う。
ただ、家で文書書くだけでお金がもらえるというのはビジネスとしてはクソ簡単な部類だろうね。ほとんどの人はiPhoneアプリ作れないしYouTuberになれないでしょ?— 伊勢山(乞食) (@Z9MCDIvaPMoBj3a) September 15, 2019
稼げないこともないが、数年前のような旨味は全くないと言っていいです。
僕がブロガーとして、1年ほどブログを更新してみて感じた『ブログがオワコンと言われる理由』すなわち『ブログでは稼げない理由』をご紹介します。
ただ稼げない事実を延々と書いてあるだけの記事だと夢も希望もないので『どうすれば稼げるのか』も別記事でご紹介します。残念ながら「絶対に稼げる」方法はブログの世界にはありませんが、少しは近道になると思います。
稼げなくなったと感じる原因
とにかく新規参入者が増えた
これがブログをオワコン化した一番の原因だと思います。
世は空前の副業ブーム。時間のないサラリーマンでも手軽に始められる副業としてブログが大ブームに。
世の中にブログが溢れ、同じジャンルやテーマで記事を書こうにも、すでに誰かが完成度の高い記事を書いていることが大半です。
Googleで検索すれば、完成度の高い記事がウヨウヨ出てくる。これでは、誰もあなたのブログなど読んでくれません。
Google検索のアップデート=検索順位の変動が激しい
ブログの収入源は主に広告収入であることはみなさんご存知だと思います。
記事の中に貼り付けた広告を読者にクリックしてもらうことで、広告主から執筆者に「宣伝してくれてありがとう」の報酬が支払われるということですね。
より多くの広告収入を得るためには、多くの人に自分のブログ記事を読んでもらう必要があります。多くの読者を集めるためには、googleやYahoo!などの検索エンジンで検索した結果の上の方に表示される必要があります。
大手検索エンジンのGoogleでは、「どのブログ記事を検索結果の上位に表示するのか」の基準が定期的に変更されています。読者により有益な情報を提供するため、ブログ記事同様にGoogleも表示する検索結果をアップデートしているのです。
そしてここ数年の傾向として、Googleが頻繁にアップデートを行うようになりました。
例えば2019年3月のアップデートでは、検索結果の上位に表示されるサイトには『権威性』というものが重要視されるようになりました。
2019年3月のGoogleアップデートで、僕のブログの歯列矯正をテーマにした記事が大打撃を受けました。
これまで検索上位(google検索した結果で1ページ目に表示されること)を取れていたキーワードでも、軒並み圏外(google検索結果の2ページ目以降)へ吹っ飛ばされてしまったのです。
代わりに上位表示されるようになったのはどんなサイトか?というと、病院やその他医療機関など。いわゆる信頼性があり、ある程度公的な(=権威性のある)サイトでした。
医療系・健康系のコンテンツの品質を判断するアルゴリズムの改善に Google はより注力してきた。ここ数年は、クエリで大きな変動が見られることが多くなっているのがわかるだろう。その結果、上位表示されるのは大手企業か病院などばかりになった。
個人でこの分野を取るのは非常に難しい。— SEOもんすたー (@nksky3) September 11, 2019
Googleの検索結果がアップデートされるたび、検索結果で表示される順位がガラリと変わります。順位が落ちればブログのアクセス数はガタ落ち。検索結果の2ページ目まで目を通す人はそう多くないです。
アクセス数が減った結果、ブログ広告からの収益もガタ落ちしてしまうのです。
このようなジェットコースター式な検索結果の順位変動が頻発するのが、ここ数年のGoogleです。
ツイッターやってる人は、『google 変動』あたりのキーワードでツイッター検索してみてほしい。年間ン千万稼ぐ専業アフィリエイターたちですら、順位変動で収入が激減し阿鼻叫喚な状況を見て取れます。
2019/09/10 Googleのアルゴリズム変動により、メンタルがやられました。
実生活がずぶずぶなので、ブログに夢を見ていましたが、現実に戻された気分です。年収も低い、彼女いない、せまいアパートの中で無気力状態です。#さる日記— ふぁいなんさる@700万円返済 (@finan_saru) September 10, 2019
またGoogle変動あった?
ほんと勘弁してほしいなー— ふくろう@無料EA (@fuku6blog) September 14, 2019
この3日ほどのGoogle順位変動は非常に大きく、変動幅は6月のコアアルゴリズムアップデートを超えております。
変動カテゴリとしては、カードや預金など、お金系のキーワードの動きが大きいのが特徴となっています。 pic.twitter.com/t3Oso4qUr7
— 【SEO研究所】サクラサクラボ (@sakurasakulabo) August 2, 2019
Googleの検索結果が変動しまくってて、serpsの気分変わりすぎwww
嫁かよwwwwって下書きしてた姿を後ろからのぞかれました
地獄すぎwwwwww死期かよwww#ペナ奧さん
— Solo@嫁好き大好き愛してる (@duotonesolo) July 23, 2019
せっせと記事を書き、ドメインパワーもついて検索上位表示されるようになったところに突然の順位変動でアクセス激減。これがブログで稼げなくなった大きな原因の一つです。
Googleが本気出した
Google検索すると、ブログをクリックしなくてもブログの中身が表示されたり、場合によってはGoogle自体が答えを返してきたりする。
これじゃあ、わざわざ表示されたブログを開いて読む人も減ってしまいます。ブログを読んでもらえないと、1アクセスとしてカウントされませんし広告もクリックしてもらえません。結果としてブログからの収入が減ってしまいます。
老舗ブログ、大手企業サイトが検索上位を独占している
メジャーなキーワードは老舗ブログや、ライターを囲ってハイクオリティな記事を連投する企業メディアに抑えらています。
企業によってはライター雇うのに何千万円のお金を払ってるところもあり、そのような企業のサイトではライター1人ひとりが取材にたっぷり時間をかけ、読みやすい文章で、情報満載の商品レビュー記事を投稿しています。
Google検索結果の上位を独占する企業サイトとして有名なのがマイベストですね。これだけ大人数のライターを雇用しており、かつ全員が各分野のスペシャリスト。
こうした大手企業サイトに個人のブログで太刀打ちする(=検索結果の順位で上回る)のは容易ではありません。というか不可能です。
マイベストみたいなひたすら「人気ランキング10選」の記事を量産するサイト増えてきてる。Googleさんこれでいいの?
— すなふきん (@yyz_prg) March 27, 2018
大変動 落ちてマジ切れ 有料ノート作ったお前
サイトが飛んで凹んでいた俺 一目惚れ嬉しくて嬉しくて 柄にもなくスキップして
「稼ぎたい」と思った 生まれて初めて
今日も1人で記事を書いて リンク張る目を閉じれば 億千の星 一番光る マイベスト
初めて 1位になれたよ 表示数1のゴミクエリ— えだ子@SNS×自社商品 (@edamameoomori) June 22, 2018
今後も資金力のある企業サイトやノウハウを持つ老舗ブログによる検索上位独占は続いていくでしょう。