貧困にあえぐ若者に、僕は何て声をかけたらいいんだろう。【日本の貧困層の実態】

貧困にあえぐ若者に、僕は何て声をかけたらいいんだろう。【日本の貧困層の実態】 転職・仕事

 

『月刊SPA!』のネットニュースを読んでいて、貧困層に転落した若者を取材した記事を見つけた。

 

家も仕事もない若者たちが流れ着く「貧困村」の実態

「僕らは毎朝5時に近所の神社に集まり、そこでバスに乗り込んで解体現場に向かいます。寮に住んでいるのは20~30代の男ばかりですね。高校中退者や借金がある人、無職で家を追い出された人とか、なにかしらの問題を抱えて流れてきている。普通の住民もいますけど、この界隈は僕らみたいな人のほうが多いくらいなので、まるで“ドヤ街”です。最近は若い女性を見た記憶すらないけど、遅くまで続く現場仕事で疲れ果てていて、それすらどうでもよくなってます」

「昇給もなく、みんなだいたい手取り20万円ほど。そこから年金や保険料、携帯代、さらに奨学金の返済月5万円を引くと遊べるお金はほぼ残りません。といってもここではお金を使う手段がないので、それでも貯金できますけど」

周囲にはコンビニも飲み屋もない。最寄り駅までは徒歩で2時間近くかかり、1時間に数本のバスが唯一の公共交通機関だ。車を所持している同僚も少数だという。

(出典:https://nikkan-spa.jp/1512942/2)

 

こうした若者はなぜ、仕事も選べず、明日の生活にも困ってしまうくらいの貧困に陥ってしまうんだろう。

 

僕はこれまで、貧困にあえぐ若者を取材した記事をいくつも読んできた。
その中で僕は、貧困層に転落する若者には、共通点があることに気づいた。

 

この記事では、次のことについて紹介したい。

  • 貧困層に陥る若者の共通点
  • 貧困層へ転落しないためにとるべき”自己防衛策”
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貧困への転落の始まりは”突然の病気”

貧困にあえぐ若者に共通しているのは、貧困層に転落するきっかけが
『突然の病気』だという点だ。

仕事を頑張りすぎるあまり、ある日突然病気になって働けなくなる。

 

ある真面目な若者は、病気になり退職を余儀なくされた。

「東京に出たいけれど、そのお金も仕事だってない。この先どうしたらいいのか、正直考えたくない」

そう語るのは茨城県在住の西田敏文さん(仮名・27歳)だ。高校を卒業後、憧れだったバイクの修理店に就職。しかし、そこで彼を待っていたのは過酷な現実だった。

「労働時間は一日20時間ほどで、仕事が終われば家で3時間ほど寝てまた仕事に、という生活でした」

月の給料は8万円と交遊費すらままならなかったが、修業だと自らを奮い立たせ耐え忍ぶ日々を続けた。しかし、先に悲鳴を上げたのは体のほうだった。

「作業中、いつもなら簡単に締めているネジの回し方がわからなくなってしまって。どうしたら回るのかがいくら考えても出てこなくなった」

病院で医師から告げられたのはパニック症候群。修理店も退職せざるを得ない状況になり、現在は近所の農家の畑仕事を手伝い、月10万円程度の給料でやり繰りしている。

(出典:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190224-01527574-sspa-soci)

 

また、違う男性は体調不良のため退職したきり、次の就職先が見つからず
今も実家で細々と暮らしてるそうだ。

次の本橋良樹さん(仮名・22歳)も地方で苦しむ一人だ。

「工場などでバイトをしながら就活をしていますが、採用はゼロ」

新潟県の高校を卒業後、そのまま地元のエンジン工場で契約社員として働くが、体を壊して離職。現在は趣味である車の運転を生かしたいとトラック運転手を目指し、就職活動をしてはいるが……。

書類審査で落とされることがほとんどです。正直、就職活動を始めたときは2年以内には仕事が決まるだろうと思っていました」

本橋さんもまた、東京での就職を夢見てもがき続けている。

(出典:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190224-01527574-sspa-soci)

 

こうした若者たちは、本人の意思とは関係なく、病気のせいで働く事が出来なくなっている。

そして働けなくなるほど重い病気は、そう簡単には治らない。
鬱病だって、原因となった会社を辞めれば治るかというと、そんな単純な話ではないのは明らかだ。

場合によっては、退職から何ヶ月もの間、働くことはおろか職探しすら困難な状況に陥ってしまう。

 

そうして病気で退職を余儀なくされた人は、
無職期間が長引くにつれ採用面接に受からなくなり、また無職期間が延びる・・・という負のスパイラルに陥る。

こうなるとお金はなくなる一方だから、貧困まっしぐらだ。

貧困から這い上がる手段は、今の日本には存在しない

貧困層に堕ちてしまった若者がどん底から抜け出すには、どうすればいいんだろう。

 

一生懸命考えたんだけど、残念ながら僕の知識では、なんの解決策も浮かばなかった

金もない、病気のせいで仕事を探すこともできない。
そんな状態では、収入を得る手立てがないのだから、文字通り詰んでいる。

ベーシックインカム制度でもあれば、最低限の生活は保証されたかもしれない。
けど今の日本では、貧困に陥ってしまってから足掻いたって、もう手遅れなのだ。

貧困という名の『落とし穴』に落ちてしまったら、自力ではもう上がってこれない。

貧困を回避する方法。貧困に陥る前に、充分な備えをすること

貧困は、病気などによって『自分の意思とは無関係に』誰にでも起こりうる。

 

ならせめて、貧困に陥ることのないように『充分な備えをしておくべきだ』と警鐘を鳴らしたい。

充分な備えとして、次の二つを推奨する。

  • 貯蓄する
  • 病気になる前に休職・転職する

貯蓄する

まずは、生活費の3ヶ月分を貯金として確保すること。

理由は単純で、病気などで退職してから失業保険を受け取れるようになるまでの、
約3ヶ月の無収入状態に備える必要があるからだ。

 

ここで、失業保険(失業給付金)について簡単に説明しよう。

失業保険(失業給付金)とは、仕事を辞めた後に、次の仕事が見つかるまでの生活費として
国が生活費の代わりに支給してくれる『お手当て』みたいなものだ。
失業給付金は、だいたい月給の5割〜8割程度の金額が給付される。

そして失業を受け取れるタイミングは、会社都合退職か自己都合退職かで大きく異なる。

  • 会社都合退職:会社の倒産やリストラなど会社都合の退職の場合。
    退職した日から1ヶ月と7日後から失業給付金を受け取ることができる。
  • 自己都合退職:病気など、本人の都合による退職の場合。
    退職した日から3ヶ月と7日経たないと失業給付金を受け取ることができない。

退職時、ほとんどの場合は「自己都合退職」で退職することになる。
もし退職してすぐに次の転職先が見つからなかったら、失業給付金を受け取れるようになるまでの3ヶ月間は無収入になる。

 

貯金もなしに3ヶ月間生活しようと思えば、誰かにお金を借りるしかない。

運良く家族の金銭的援助が受けられればいいけど、それすら期待できない人は消費者金融から借金をするしかない。

だが、一度借金をしてしまえば最後。
利息は雪だるま式に膨れ上がり、利息を返済するのがやっとで、いくら返済しても借金は無くならない。
”ヤミ金ウシジマくん”に登場する債務者のようになりかねない。

こうなると、上に挙げた貧困層と同じ「就職したくても金がない」状態となり、本当に救いようがなくなってしまう。

 

可能であれば、1年分の生活費はあると安心だ。けど、1年分の生活費を貯めることは容易ではない。

だからまずは、生活費の3ヶ月分貯金することを目標にしよう。
そのためには日頃から少しずつお金をセーブして、コツコツ貯金していくしかないと思う。

 

僕も一度、会社を辞めてから転職活動をしたことがあったけど、精神的に結構キツかった。
今まで毎月振り込まれていたお給料が一切もらえない。一方で銀行口座の残高は、毎日ゼロに向かって減っていく。焦るんだ。そして気持ちに余裕がなくなるんだ。

 

今からでも遅くない。まずは給料の3ヶ月分を目標に貯金を始めよう。

病気になる前に休職・転職する

二つ目の”備え”は、病気になる前に仕事を休む・転職することだ。

 

病気になると、すぐには全快しない。

鬱やパニック症候群を発症すると、その後遺症はいつまでも続く。
そして後遺症が足かせとなり、働きたくても働けない状態に陥ってしまう。

病気になる前に休職するなり、転職するなりするべきで、病気になってからでは遅いんだ。

 

とは言っても、仕事が忙しかったり、上司や同僚に相談しにくい人も多いだろう。

そんな人にオススメするのは、時間を見つけて一人でも多くの友人と会い
「今の自分が病気になるほど追い込まれているか」意見を言ってもらうこと。

加えて、「自分が友人の働く会社に転職したい場合に、雇ってもらえるか」確認を取ることを推奨したい。

 

もし友人から見て、「お前は病気になりそうなくらい、仕事で追い詰められてる」と忠告されても、友人の会社に転職できる可能性があると分かれば、「今の会社を辞めても大丈夫」と少しは安心できる。

 

病気になってからでは、仕事を続けることも転職することも難しくなるのだから、
貧困から自分を守るためには病気を予防するしかない。

会社の労働環境が原因で鬱やその他の病気を発症する前に、
「最悪友人の会社に転職できるから辞めてもいいか」という心のセーフティネットを張った上で、仕事を休むなり転職することをオススメする。

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まとめ:病気で働けなくなる前に、準備を

 

貧困層に落ちてしまってからでは、自力で這い上がるのは難しい。

まずは目先の生活費を稼ごうにも、働き口が見つからなくなってはどうしようもないからだ。

貧困という闇への第一歩は『病気』だ。日頃から資金を蓄え、病気になる前に行動を起こす必要がある。

病気になってからでは手遅れ。くれぐれも、会社のために人生を捧げるようなことのないように心がけたい。

 

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